「公職選挙法・マニフェスト」
おはようございます。 今日は(も?)、少しかたい話を。
★「公職選挙法、略して公選法」
現在の国政・与野党のの総裁選・国替えの記事や過去の国政・地方選挙を見ていると、公選法との整合性を疑うことがある。
公選法では、選挙運動は、あくまでも選挙期間中に限られている。
現在のTV・新聞の報道を見ていると、予定・報道されている衆院選挙10/26を軸に全てのストーリー性を感じる。
総裁選・国替えによる出馬など、全て衆院解散・選挙を想定しての話だ。
公選法では、選挙期間前の事前運動は禁止をされている。
しかし、やや盛り上がりに欠け、麻生氏が9/14の名古屋の街頭演説で
「岡崎他を襲った豪雨は、岡崎だったからいいけど、
名古屋で同じことがおきたら全部洪水よ。」 と失言した街頭演説や、
小沢氏の 「国替えの話」 等は、事前運動のようにもとれる。
与野党、選挙を前に自分達の方へ「風」を呼び込もうと必死で、禁止をされている事前運動に場合により触れないのか、ギリギリ(?)、いわゆる「グレーゾーン」と感じる。
地方選挙においても「風」を狙うことは同じだ。
発言において、その裏にある真実・分析結果は、見えてこない。
「わかりやすい政策・政治」であることに疑う余地もないが、各候補も、自分に不利なことは言わないし、その裏にある発言とは違う事実は言わないのが常である。
こういったことが無ければ、有権者の皆さんに「主義・主張」も訴えることはできないが、粛々と、もっと違った形でなければならないとも感じる。(現実的には無理だろうが)
一方、有権者の皆さんに訴える手段として「マニフェスト」や「公約」がある。
これも真実が、なかなか伝わらない。
「これを実現する。」「何々支援をします。」・・と各候補、それほど新鮮味がないし、どうやって「実現するのか」そのストーリーはあまり書かれないし、書くことも現実的に難しい。
行財政改革・民間委託等の推進による財源確保等が精一杯であろう。
本来は、そこに至るまでのストーリーも、同様に重要視されなければならない。
○○劇場・刺客といわれる選挙があり、郵政民営化・構造改革が焦点になったが、「郵政民営化・構造改革により、何が変わるのか。」 理解をして投票をされた方がいたのだろうか。
高齢者の安否確認・憩いの場・地域の唯一の金融機関であった地方・過疎地の郵便局は、整理統合されつつある。
無くなることにより、税等の収納率の低下も危惧される。
構造改革により、ワーキングプア・派遣・格差社会の問題も発した。
改革に意義を唱えはしないが、その結果やストーリーに問題はなかったのか、大いに疑問に感じる。
その時点での「民意」ではあろうが、「真実がわからなかった、ある意味、ゆがめられた民意」ではなかったのか。
さて、私は粛々と議員活動や式典・イベントに参加をしています。
自分が関係した某イベントが、どういった効果が出るのか楽しみにしています。
週末は、市内あちこちに出没をしていますが、今回の各種選挙では、劇場型にならず、冷静な分析・判断をされた民意が反映をされることを願うのみである。