桑名の地域医療の夜明け×難産の子はよく育つ
おはようございます。
昨日(4/1)、地方独立行政法人「桑名市総合医療センター設立式」に出席。
三重県医療審議会での「過去2度の統合協議が不調に終わっている。2度あることは3度ある。」他厳しい指摘。
8年前から始まった統合話。
三重大学関係者から、市議会も統合に向け全国の公立病院改革を手掛けはっきり明確な「長隆氏(国の事業仕分人)」他を招くなどして勉強会を重ねた。
医師会も2次医療完結型のしっかりとした統合に向け役目を果たした・・・他。
主催者・三重大他関係者の挨拶の中で、今までの経緯が話される。
市議会も桑名市の単独整備の方針に見直しを迫った、H22.9月市議会での地域医療調査特別委員会(故)川口委員長の最終報告と私が努めた統合に関する決議。
「難産の子はよく育つ」の言葉がある。
現在は3院体制の桑名市総合医療センター。
紆余曲折はあったが、H27・4月に1院体制としてスタートする際、市民の皆さんに真に求められる医療機関となってほしい。
「朝日新聞:統一地方選レポート:議会考(抜粋)」
【5】病院統合、議会動く 2011年04月15日
改めて統合再編が検討されている桑名市民病院=桑名市北別所
■市の方針転換迫り決議
議会は、行政が提出する予算案や条例案を審議するだけでなく、政策をよりよい方向に導くことも重要な使命だ。
「市の政策にノーを突きつけた議会の決議には、大きな意味がある」
桑名市議会の地域医療対策調査特別委員会で副委員長を務めた市野善隆市議。
昨年12月の市議会定例会。市は、市民病院と民間の山本総合病院の統合に向け、調査費1400万円を含む一般会計補正予算案を提出。頓挫していた計画が2年ぶりに動き出した。
統合計画は、山本総合病院の資産の買い取り額や退職金の扱いなどで折り合いがつかず、市は2008年12月に白紙撤回。
市民病院を地方独立行政法人化し、単独で建て替えることを前提とした検討会を立ち上げた。
議会側の考えは違った。桑名駅から車で5分以上かかる市民病院と違い、山本総合病院は徒歩5分の好立地。
医師や看護師を確保するためにも、統合が望ましいと考える市議が大半を占めた。
特別委は、桑名医師会と連携して、統合の実現可能性と必要性を議員に理解してもらうため、研修会を重ねた。そして昨年9月の定例市議会で、病院統合を求める決議を賛成多数で可決。
水谷元市長も「決議が出てきている」と議会の意向を無視できなかった。
設立式では、様々な出来事が脳裏を巡った。