「暑い・遅い」が代名詞×上下水道料金改定(値上げ)方針・・・
おはようございます。
昨日(16日)、下記事項に関しての市議会全員協議会。
<北勢線の現状>
三岐鉄道からも社長ほか3名の出席。
当初の覚書では、H15~24年度・10年間の沿線市町からの支援とされていた。
「暑い・遅い」が代名詞の北勢線を軌道・車両の改良により、少しでも早い運行・冷房車両への改良や、駅へトイレ・駐車場・駐輪場の整備、終電車をPM11時代へと延伸、安全を確保しながら近鉄時代と比較し運行職員の大幅な削減(86名→38名)他を実施し、単年度赤字(6億2千万円→3億4千万円)となったが解消までに至っていない他、資料に示されていた。
七夕・ひな祭り・お見合い列車他のイベントも定期的に実施している。
今後も何らかの支援の要請の言葉もあった。
赤字の最大の原因は、運行を引き継ぐ前に車両・施設等の根本的な改修未実施・乗客数の大幅減。
年間を通して数回乗車している。
イベント時に職員であり当然のことかもしれないが「ここまでするのか?」と感じさせた姿、祝祭日に乗車した際には先頭車両に数名のカメラマンも見かけた。
沿線住民ばかりでなく、沿線公立高校他の通学の足としても欠かせない存在。
仮に廃線となれば、年間234万人(6千4百名/日)の足はどうなるのか?
何らかの一定の支援は必要と感じる。
責任や経営等を批判するばかりでなく、定期的に乗車し自らが感じて言葉を発しなければ。
<上下水道事業経営計画>
今後10年間の上下水道基本計画に関して説明を受け、H25年度に次の料金見直しまでの累積赤字を解消するため水道料金を5.5%改定。
下水道料金は、経営赤字の解消のためH25年度に13%、同様にH29年度に累積赤字解消のため12%の改定。
下水道は3年前に数年毎に値上げしてく説明を受けている。
※参考 合併直前の水道事業の実態
現金資産 起債(借金) 有収率(%)
桑名⇒11億8千万円 67億3千万円 86.8
多度⇒ 1億7千万円 11億8千万円 89.5
長島⇒ 8億4千万円 8億2千万円 96.8
※有収率 水道水を各戸へ送水した配水量が、料金に反映(全戸の水道
メーターの合計数)される率(100に近いほどOK)
H16年、三重県平均87.9。
桑名地区には、40年以上の水道老朽管が約100km存在する。
全国的にも安価の上位にある料金であることが先行し、ここで改定(値上げ)すべきといったタイミングを逃してきた。
多度には、工業団地の給水量の増加等を見込んで先行投資してきた実態がある。
長島は、地盤沈下等により水道原水の地下水くみ上げが困難になり、ほかに水源(県企業庁による木曽川中流域・羽島市)を求め投資し、昭和50年代は県上位にあるような高い水道料金から、経営改善を図り合併時は全国平均に。
3地区の水道事業に課題もあるが、3制度の水道料金を最も安価な桑名料金にH20年に統一し、保有する現金資産(内部留保資金)を目減りさせていく結果となった。
ここ数年、決算では純損失を計上している。
現実的な話、5.5%の改定では根本的な赤字解消や老朽管の更新・施設改修はできない。
計画では、29年度までに老朽化した浄水場・老朽管の更新他の根本的な基本計画を策定し、再度、料金改定を図っていく。
説明責任が果たせるのか・・・?が、大きなポイントになる。
昨日は、16:00から多度・ピアゴにて議会報告会(20日)の3班(7名)によるチラシ配布。
愛知・岐阜と県境を接することもあり「南濃・愛西市です。」と言われる方も多かった。
報告会には、多くの方の参加を。