重箱の隅のつつき方NO.2×RDFと震災ガレキ×桑名の医療の夜明けに・・・

おはようございます。
<重箱の隅のつつき方NO.2>
5/1臨時議会。
桑名市が社協へ支払った補助金の返還を求められた裁判で、19日津地裁の約112万円(職員人件費)の補助金の返還を命じる判決に対し高裁へ控訴する議案が上程され賛成多数で可決。
この裁判は、法律に違反しているとして6年分の補助金約1億2千万円の返還を求めていた。
津地裁は、補助金の一部を違法と認め、当時の市の担当職員2人に対し、約112万円の返還を命じる判決を言い渡している。
この件は「派遣法×条例」「法・国の制度×現場の実態」の差、法の隙間から生まれた事による。
条例に補助金に関する詳しい記述があればよかったがそれが無く、法に照らせば厳しい部分もある。
法遵守を否定するつもりはない。
一方、桑名市がこのまま負けを認めれば、全国的にこの種の事例はいくらでも出てくる可能性が極めて高く、地方自治体にとって好ましくない事例を桑名市が全国発信することになる。
社協事業は、福祉サービスを提供し補助金により事業を支える事務事業も含め円滑な運営を図ってきた。
極めて公共性が高く、誰も着服したわけでもない。
市議は、行政が提出した予算・条例(案)・計画等を審議・検証するばかりでなく、政策提言やよりよい方向へ導くことも重要な使命であり、桑名市全体の事を考えて判断をする必要がある。
今回の件は「重箱の隅」であり違った形で指摘をすべきではなかったのか。
5年間の間に何件か、法・制度の隙間・解釈の仕方による課題を指摘し是正させた。
「重箱の隅」と言われたりもしたが、いい方向へ動いている。
大きな問題とせず(とならないうちに)小さい時に課題・問題を解決させた。
「重箱の隅のつつき方」にもイロイロある。
<RDF発電施設と震災ガレキ>
昨日(2日)、多度町のRDF施設を知事が視察。
本日の伊勢新聞では、施設での「東日本大震災のガレキ処理に関しゼロではない。」「県が本年度から取り組んでいる木質バイオマス発電事業の利用も視野」のコメント他を知事が発している。
過去に県はゴミをこの施設で処理するよう県内半数の市町を巻き込む政策誘導を図った。
当初は夢の発電と言われたりもしたが、大事故を起こし赤字に伴う処理費の増額を市町に求めている他、H32年度以降は事業終了の方針を示し多くの課題を残している。
県の責任が明確にされたとは言いがたいが、話は震災ガレキだけに。
仮に震災ガレキの受入を桑名市が表明しても、焼却するのは県(企業庁)の所有するRDF発電施設。
桑名市も広域でゴミ固形化をしており単独で表明することもできず、県内の半数の市町が持ち込んでいる実態がある。
県が自らの責任を明確にし県内の半数の市町・県民に説明責任を果たさなければ、この施設での焼却は難しい。
県はガレキ受入に関し市長会・町村会と覚書を締結したとするが、入口に過ぎない。
結局、桑名は震災ガレキ受入に関し受身になる。
<新病院支援委員会>
5/1夜、桑名市総合医療センター新病院整備に向け策定中の基本構想を助言する「支援委員会」を傍聴。
三重大附属病院長・桑名医師会長他の専門家による協議。
医療の専門・機器用語が飛び交い、傍聴者側にやや難解の部分も。
委員が提言した医療機器導入に対し行政サイドは「機器使用に伴う費用対効果」の質問もあった。
4/26の市議会の特別委員会で病院関係者が発した、
「このプロジェクトに参加できることを誇りに思い成功させなければ。」
「桑名という位置から研修医も注目しており、いい病院としたい。」
「桑名人として市民に求められる病院・・・・・。」
「企業運営に長年かかわり経営的に成功させる・・・。」他の言葉が再度出て、この事業に関し市総合医療センター関係者の強い熱意が伝わってきた。
これに呼応するかのように、委員会委員長の三重大医学部附属院長の発言は、大学としても医師派遣は厳しい面もあるが、極めて前向きな内容が大半を占めた。
災害に対する構造や浸水対策も話し合われた。
浸水対策、高潮・津波対策を考えれば、病院として議論するのではなく防災の各種事業の総合施策としてトータルで考える必要を感じた。
(※市議会でも病院の浸水対策の質問がある。総合施策として対策する
   方針を示せばよいが、行政側は明確に示さない。やや情けない。)
桑名の医療の夜明け。
この言葉がふさわしい時間だった。

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重箱の隅のつつき方NO.2×RDFと震災ガレキ×桑名の医療の夜明けに・・・” に対して2件のコメントがあります。

  1. 市民 より:

    失礼します。
    数日前に道路清掃をお一人でしているのをお見かけしました。時々お見かけします。
    ご苦労様です。
    ゆう館の水郷テラスへ子どもと出かけるときお見かけするのですが、人前だとなかなか言いにくいのでお見かけします。
    ゆう館は桑名のお母さん方にも遊び場・お茶の場所として人気があることはご存知でしょうか?
    本題ですが、ゆう館の屋根に雑草が2年ほど生い茂っているのはご存知ですか?最近、顕著になってきました。
    集まる母親同士で話をしているのですが、合併したから予算がない?鳩の糞が雨どいに溜り原因では?
    私にとって合併のマイナス要因の顕著なものとして見えてしかたありません。
    家族で話をした時、ひどく痛めば雨漏りの原因にもなり、更に多額の予算を必要とする話もでてきました。
    一度、行政側へ強くお示しください。
    いい結果が出ることを期待します。
     市野 様

  2. 市野 より:

    ご指摘の長島ゆう館雨どいの雑草については、以前から私が担当へ修繕の指摘をしていました。
    貴殿のコメントも含め再度強く要望いたしました。
    コメントでは、長島ゆう館へよくお越しいただいているように拝察いたします。
    私を見かけたら是非声をかけてください。
      市民 様
                   市野

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