病院改革×議会改革・パンツのゴム・・・・・
おはようございます。
<病院改革>
23(水)・24日(木)と新病院の整備に関する特別委員会の視察。
・赤穂市民病院
人口約5万人のまちで病床稼働率70%代を維持。
市内に大きな病院もないことが一要因だが、公的病院で70の数字は驚異的。
10年ほど前に新病院を建設し、やや豪華病院のような感じもしないわけではないが、国の定める市からの法定内繰入はあっても赤字経営ではない。
院長以下、常に危機感を感じ運営にあたっていることが読み取れた。
・高松市民病院
人口42万人のまちで、3次・2次医療を担う病床数200~500床クラスの病院が市内に複数存在する。
赤字経営であり何故、病院統合しないのか疑問に感じたが、公的病院が不採算部門を担う責任と市町村合併によりエリアが広がり、市内中心部に集中している医療機関(病院)の偏在の解消を目指していた。
改革プラン80ページものの最後に経営の責任者たる病院事業管理者・院長が定期的に病院周辺を清掃している写真が象徴的。
説明では、病院をサッカーに例えるとの言葉で「医師⇒フォアード、看護士・医療技術者⇒ディフェンス・ゴールキーパー⇒事務方他」でファインチームを目指す意識が高く感じ取れた。
市町村合併により組織としは統合された内陸部にある2分院等、常に「3つは一つ」の意識が事業管理者が常に発する言葉と事務方からお聞きした。
「3つは一つ」は、桑名にふさわしい言葉である。
赤穂・高松ともリーダーの強い姿勢を感じた視察。
<議会改革>
電車で視察に向かう際、伊勢新聞を買い求め読むのが私の恒例。
23日の1面は、前県会議長三谷氏のインタビュー記事。
議長2年生の仕掛人としても知られる。
県議会内で議長2年生に異論が出ていることに反論記事。
名誉職的な議長からの脱皮、権限発揮・議会改革に2年は必要他、持論が展開されていた。内容は十分に理解できる。
三谷氏のブログでは「パンツのゴム」に例え「その時々の都合で議長の任期を変えるのはおかしい。パンツのゴムは伸び縮みするから商品価値がある・・・。」他の全文が紹介されていた。
「議会内に議長任期2年に値する人はいるはず。」「議員間での議論が必要」「議会改革は進みつつあるのに名誉職に戻す必要もない。」「その時の都合でで議長任期を変えれば(商品)価値のない議長任期・・・」他と私には読み取れた。
桑名市議会では「削減を視野にし議員定数のあり方」他を検討する議会改革検討会を設置した。
3月議会議案で可決はされたが「16対12」の採決もあった。その際に議場内は一瞬どよめき、議員の意識も変わりつつある。
議会は行政側からの提出議案に対し賛成する追認機関であってはならないが、最後は採決で決まることからら感じることも全くないわけではない。