恵みの雨 × 議場の雨 × ならぬことはならぬのです

おはようございます。
外は雨。
全国的に広い地域で雨模様の一日。
関東以南は、先般の台風4号・梅雨前線で例年並の降水量になり渇水危機は一旦回避。
一方、東北地方は例年の15%の降水量で未だに渇水危機が続いている。
今日の雨は、渇水地方にとって恵の雨となるのか。
昨日(7/2)、6月市議会最終日。
全ての議案は可決されたものの賛否数が今まで以上に大きく割れた議会だった。
しばらくすれば表決結果が市議会HPにアップされる。
ブログに記し問題提起した市総合計画策定関連・教育長人事他の5議案に反対した。
H28年度までの市総合計画をH27年までに新規に作成。
それに伴い他計画の変更も必要となるため3年間で数千万円を要する。
児童生徒の通院・入院の医療費無料化を実現する1学年あたりの予算額。
約2,000万円。
策定に要する経費は、表に見えない人件費を含めれば「2千万年×数学年」の経費となる。
7つのビジョン・全員参加型を全面に出した総合計画に変更するのがその理由。
市長交代がある毎に新規に作成したら、いったいどうなるのか?
元々、現在の総合計画と市長の示した7つのビジョンに大きな差はない。
昨年の市民満足度調査の市のイメージの最高位は「ゴミの分別・リサイクルが進んでいる」。
官民協働の全員参加型の市政が進められてきた事実。
他の調査項目でも同様の結果が見られる。
教育長人事関係議案に私を含め3名が質問。
・議案上程した経緯に市長の説明責任が果たされていない。3月に最
 適任者として公の場で自らが発した言葉の責任は誰にあるのか?
・一旦は最適任者と公の場で自らが発し、3月議会には市長が多くの議員
 を訪問した後に撤回。目に見えてこなかった経緯の全容が明らかになっ
 た時点で市長が経緯等の説明を再度訪れるのまっていた議員も多い。
 何故十分な説明もせずに他の人物で議案上程したことは説明がつかない。
・正副議長に説明を受ける前に人事案件の情報が漏れてしまった。
 人事案件の情報管理は、基本中の基本。漏れた経緯ではなく、漏れてし
 まった結果の責任は誰にあるのか。
・桑名市は人権尊重の都市宣言をしたまち。市長は、人権施策・人道の最
 高責任者でなければならない。公の場で自らが発し、公の場で謝罪の言
 葉もなく撤回は、人の名誉を傷つけ人権・人道に反するのではないか?
・教育長・部長・理事の極めて異例の教育行政体制。数年間で喫緊の課題
 対応のため数名の管理職も増員され、3名体制とする特段の理由もない。
 結果的に無駄な経費を生み出し「子どもにツケをまわさない」に反する。
とした主旨の質問をした。
3月議会の一般質問でも同様の質問。
市長答弁の主旨は、「自らに責任はなく何も問題はない。」
特に「人権問題として私に責任はない。」とした答弁の際には議場内が「ザワ」ついた。
更に、他の市議の質問で市議会に示された履歴書に経歴詐称と言われても仕方がない事実が判明。
この際にも議場が「ザワ」つき、事実関係を確認するため休憩となり再開までに30分ほどの時間を要し、市長から経歴修正の発言。
こうした修正の場合「お詫びして訂正します。」を付するのが基本中の基本だが、そのの言葉もなく議場内が「ザワ」つき重苦しい雰囲気となる。
過去にはないような重苦しく異様な雰囲気の中で採決。
結果的に「19対10」で可決はされたが、採決前の反対討論には3人が壇上に立つ。
1名の市議は、市長に説明責任不足・反省を求める内容の反対討論。
発言最後にNHK大河ドラマ「八重の桜」によく出てくる言葉。
「ならぬことはならぬのです」を引用され、その目には光るものが見えた。
市民には見えない場所で基本的な行政運営がなされていない半年間。
結果的にその事実確認がされた6月議会。

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