幼稚園再編説明会第1ステージ終了・・・・・
おはようございます。
全国各地で豪雨被害発生。
被災されました方にお見舞いを申し上げますとともに早期の復旧・復興をお祈り申し上げます。
外は濃霧がかかり視界は100mほど。
自宅北側を走る国道23号線の車のスピードも減速して走っている音が聞こえる。
天候は回復気味で、明日(7/31)に伊勢湾再生会議(構成:国交省・海上保安庁他)の呼びかけに応じ、木曽三川ゴミの会が伊曽島小学校に協力を求め行う「伊勢湾一斉モニタリング」水質検査・河川清掃・水生生物調査他は実施できそうだ。
「就学前施設(幼稚園)再編地域(長島)説明会」第1ステージ終了し、第2ステージ7回(桑名・多度地区7/27~9/1)が始まった。
長島地区は6回中4回、桑名地区の7/27(大成)・28(在良)と参加。
某サイトでは、私に対し地元で欠席した事に酷評されているが内容は把握している。
体は一つなので緊急の案件他ができた場合は欠席せざるを得ない。
長島地区の幼稚園は、S40年代後半に人口急増への対応・幼稚園舎老朽化から学校併設園(1年保育)から単独園(2年保育)へ移行した経緯がある。
当時、公立の2年保育は先進的な事例と言われていた。
S53年に長島町の職員に採用され町教委へ配属。
急増する園児に対しS55年(54年?)に第2幼の園庭拡大工事を担当した記憶もある。
私の知る(見た)限りでは第二幼の園庭(運動場)は市内でも一番広い。
1市2町合併後、少子化・保護者の就労形態の変化他により桑名市全体の就学前施設(幼稚園)再編の波に長島地区も飲み込まれることになる。
廃園となることに残念な気持ちはあるが、1クラス6~8名程度、集団の中での保育・人間関係の形成他を考えればやむを得ない。
特に、現実的に保護者の就労形態の変化により、幼稚園から保育園志望が増えている大きな実態は計り知れないほど大きく、それに対応する保育のあり方は全国的に課題となぅている。
昨年、津市独自の就学前施設のあり方・オープンディスカッションに2回参加した際の会場からの発言、
(1)この会議の目的は「保護者の就労支援なのか?子育て支援なのか?
(2)私学側幼保の経営者から「建学の精神を継承しつつ私学幼稚園も保
育時間を保育園化しなければ生き残りできない。」の言葉があった。
その通りだろう。
10市町村が合併した津市は、合併前に町村部では既に幼保合同園化が実施されている地区もあり小さな相違もカウントすれば実に子育て支援策としての幼保に10通りのあり方が存在することになる。
県内の幼保合同園化されている園を複数園視察した際、園・保護者側は園・クラス内に短時間(幼)・長時間(保)の園児が存在することに抵抗感があったが、職員の関わり方等で子ども達の間では当初の予定ほど問題なく保育が行われている話も伺った。
クラス内に短・長時間保育があれば、保護者の就労形態の変化等で比較的容易に短→長・長→短時間への園児の移動が可能となり選択の幅も広がる。
幼・保と別園舎の場合、文科省・厚労省とした制度設計の違いから保育園側に「空」がなければ容易に異動することもできない現実も存在する。
いずれにせよ幼稚園の再編に関して総合的な「子育て支援策」全体の中で考える必要がある。
◎長島地区4幼稚園を第二幼(ながしま遊館:近接)に再編について
○第二幼への再編に関し
・長島中部幼(長島中部小・長島中:隣接)が中心ではないのか?
・長島中部幼は園児が確保され再編統合の必要性はあるのか?
・第二幼の津波時の避難場所は徒歩20分のアクアプラザ(河口堰PR施設)
まで遠く学校に隣接する中部幼が最適では?
・中部幼へ再編し第二幼を学童保育(放課後児童クラブ)保護者の利便性が
高いのでは?
・縦長の地形から一定の条件の上にバス送迎は必須
他の意見が会場参加者から出された。
当初、再編方針が出された際、基本的に施設老朽化等を除き大規模な改修は考えられず既存施設活用も考え第二幼へ再編すべきと考えた。
(1)中部幼がまちの中心にあるが、南北12キロ縦長の長島の地形を考
えればバス運行は不可欠で、中部幼周辺の道路は狭くバス運行に適
していない。小中の登校時間にも重なる。一定の条件他を付した通
園バスは南北2ルート必要。
(2)道路等のアクセスを考えれば第二幼の利便性が高い。
冬季のなばなの里の渋滞も土日が中心があり必要に応じガードマン
配置を要請。
(3)第二幼の日常の保育環境
運動場の広さ・ながしま遊館2階ホール活用・中部保との連携・
幼・保のイベントの際の駐車場確保他日常の保育活動に適している。
(4)日常の危機管理他
中部幼の敷地・構造は縦長で死角も多く、職員室からは運動場側
の様子もわからない。下記に示す保育室3~6は夏季は風通しも
悪く、冬季は陽もあたらず保育環境には適さない。
一方、第二幼は、職員室を通らなければ保育室へ入れない動線も
確保され職員室を一歩出れば園全体の把握も可能である。
風通し陽あたりもよい。
場合により「保育室4」の東側へ2部屋の仮設保育室の増築可能。
※保→保育室
<中部幼> (南) <第二幼> (南)
運動場
保1 保2 遊戯室(冷房有) 保1 保2 入口 職員室
保3
(中庭) 保4 (運動場・遊具) 遊戯室
(遊具) 保5 (冷房有)
保6
会議室 職員室 保4 保3
入口
(北) (北)
(5)中部幼を放課後児童クラブ(学童保育)として利用
現在、ながしま遊館内施設・長島駅近くのコミュニティ施設で行われ
両箇所とも十分な遊び場・活動の場所もなく2箇所で行われている
こと、長島中部小から放課後児童クラブまでの日常の徒歩での移動時
の安全を考えれば中部幼跡地での運営は適している。
一定の施設改修は必要になるが、中部幼北側の入口を閉鎖し、入口は
南側運動場から「保1(事務・職員室:中庭・運動場の管理が可能で
死角も少ない。)、保2、遊戯室、保3・4」の使用すれば放課後児
童クラブの運営が可能。
※将来的に公設・民営で北部幼・伊曽島幼の利用も住民要望により利用
可能。
(6)選択の幅の拡大 他
現在、長島地区の公私保育所は定員を割っていない。
形式的には市内に待機児童は存在しないことにはなっているが、潜在
的には有と強く推測している。
また、市内で兄弟を保育所の定員枠から別へ通園させている場合も
数組存在する。
第二幼(4~5才児)・中部保(0~3才児)を一体的に利用し
認定子ども園とすることで場合により定員の拡大が可能と考える。
以上が大きな理由だが、問題が全く無いわけではない。
中部幼へ再編し第二幼を放課後児童クラブとすれば、中部保・学童保育の両方の利用者の利便性が高まる。(一方、この場合は学校から徒歩での移動の際の安全性に問題はある。現在でも課題ではないか。)
第二幼に再編した場合、津波時にアクアプラザまでの異動に園児の歩きで約20分。(私の足では実際に歩き約10分)(この場合は、乳幼児児が存在する中部保育園の存在はどう説明するのか?ながしま遊館も隣接し一定の防災面での配慮はされている。)
保育園3歳児から4歳児へ上がる際、或いは4歳児から公立幼稚園の短時間(幼)へ通園したい際、入所できるのか保護者側の不安はあるだろうが、本来、断る理由は行政側には存在しない。
第二幼・中部保育所を認定子ども園とした場合、第二幼側(4~5才児)、中部保(0~3才児)の両方に通園させる(直線距離で約70mでも)ことになった場合、保護者の送迎に問題が無いわけではないが、年齢・定員枠の関係から二人の子どもを別の保育所に通園させている保護者も市内に数組存在する。
再編方式や考え方で様々な課題はある。
協議や話し合いは必要だが、言い出したらきりもなく双方が歩み寄ることも必要となる。
保育園はこうあるべき!幼稚園はこうあるべき!とした概念も課題解決の壁となるが、それを克服した市長村も存在する。
いずれにせよ「全体的な視野での子育て支援策」「将来的な展望」を今決める必要がある。
不確定な事を明確にしなければ園児募集時には混乱を招くことになり早期の結論が求められる。
決めなければ前へ進むことはできない。