後だしジャンケン、あまりにもひどい × 市民の命を守るのか?行政の立場を守るのか?
おはようございます。
昨日(10/30)市議会臨時議会。
新病院の整備が、実施設計の協議他の遅れに伴い平成27年3月に工事等が完成し4月に全面開院できないことから債務負担行為(事業期間)を1年延長し平成28年度とする関連2議案。
基本的に反対するものではないが、議案を上程までの経緯・背景があまりにもお粗末。
6月市議会には、事業費が106億円から141億円に35億円増額。
この際にも震災他に伴う病院を含む公共事業の入札不調、資材・労務単価上昇や平均1病床の建設単価(過去には公立病院単価は高かったが民間並に)等から更なる事業費増、平均的な工事期間から事業期間の延長他を指摘した。
6月には35億円の事業費の増額で終わったが、結果的に指摘した通りになった。
先輩議員への質問では
「10/4に設計会社から医療センターへ報告があり10/16に市長へ報告。」
の答弁。
実施設計の完了が10/15であることから、その後の報告は基本的・道義的に考えられない。
医療センターへ毎月「設計委託業務の進捗報告書」が提出されるのは議論するまでもなくあたり前。
工事を例えるなら工事の遅れを契約満了の翌日も引き続き工事をしなければならないため周辺住民への説明他も必要であり翌日に報告することは考えられない。
センターは桑名市が設立・出資した団体であり、市長には当然センターを管理・指導・マネジメントする義務があり危機感がない。
腑に落ちず
「10/16に市長が知ったことは考えられない。10/15を11/29と変更したのであれば相当前に知っていたはず。センターは設計会社から事業進捗の報告を毎月受けていなけらばならない。市のマネジメントに問題は無いのか?何時市長は知ったのか?」
と何回か質問し追求したら
「10/4に報告し、最終的に10/16正式の報告。」
の答弁に変わった。
あきれる!後出しジャンケン!
更に、
「141億円とした事業費にも平均的な1病床あたりの単価や公共工事標準契約書約款第25条には、契約後に<労務・資材単価等の著しい上昇の場合、背設計変更がなくても請負金額の改定(増)>できるとした<スライド条項>から疑問が残る。」
とした質問に対し
前の議員の質問では
「基本的に考えていない。」
主旨の答弁から
「変更を示唆、可能性。」
に含みを持たす答弁に変わった。
この2議案に関し10/23に副市長が記者会見。
申し合わせや規定もないが、基本的に議案に対する記者会見は市長が行ってきた。
24日の記事では副市長による陳謝の言葉があったが過去の事例から極めて異例。
「141億円とした事業の遅れ、市民の命、安心安全が遅れる問題に副市長の会見で済ませるのか。市長自らが記者会見し市民に対し陳謝するのが本来の姿ではないのか?」
とした質問には、市長代理が続々と登場し、質問の主旨に合わない答弁が続き、再質問でも同様。
これ以上は無理として質問を終わった。
結果的に基本的には賛成するが、経緯・評価委員会から出された厳しい意見書・市民への丁寧な説明に努めるようにと注文をつけ賛成した。
最短で工事が完了しても全面開院は、市民との約束である平成27年4月から、平成27年12月~平成28年3月頃に変更(推測)される。
1番目の市議への質問で市長の口から初めて「陳謝」の言葉があったが、私を含む5名の質問者に対しては、「行政の立場を守る答弁」に徹した議会と市議7年間中で一番感じた臨時議会。
3名の議員から提出された「特定秘密保護法の制定に対して反対する意見書」を議案とする審議もされた。
安全保障も問題他、この法案に対し反対するものではないが腑に落ちていないので議案とする採決には賛成したが賛成少数で否決され、議案には至らず。
夕刻、桑名西高校入口坂道で開催された「桑竹会」のコンサート他へ。
関係者と一度竹林整備の体験をさせていただく約束をする。
本日は、明日の議会報告会11/1(金)18:30からの準備。
私の担当会場は多度総合支所。