市民感覚、生きることの根幹・・・・・
おはようございます。
昨日(22日)、新聞各紙で注目の2件の市民感覚判決記事。
<厚木基地自衛隊機、夜間指し止め命令>
横浜地裁が、国は被害住民に対し70億円の損売賠償命令と基地自衛隊機の夜間飛行指し止め判決。
22:00~6:00、やむを得ない場合(実質的に突発的な災害派遣・離島の緊急患者輸送・周辺有事が想定される)を除き夜間飛行を禁じている。
睡眠障害それに伴う精神的な苦痛・疾患他、いくら日本の安全保障といえども周辺住民への生活権侵害や健康被害は大きい。
一方、米軍機に対して、基地が日米地位協定により実質的に米軍管理下であることから日本の法が届かないとして踏み込まず、実質的な効果があるのか疑問は残る。
安全保障を考えれば日米とも夜間飛行訓練の必要性はあるが、その場所・保障手法の再検討を裁判所は促したと感じる。
<大飯原発再稼動禁止、耐震想定の甘さ>
福井地裁は、生存・生活・人格権の根幹に関わる問題として関西電力大飯原発3.4号基の再稼動を認めない判決を下した。
関電が主張する地震の揺れに対し、それ以上が想定される可能性は否定できないとして耐震想定の甘さを指摘している。
国や電力会社は、社会的責任として途切れの無いエネルギー政策・電力供給を果たさなければならなず、これは理解しなければならない。
一方、責任を果たす側は安全性・説明責任・責任あるエネルギー政策を果たし、電力を使う側は節電他に努める義務がある。
いずれもこの2件、市民感覚的判決。
桑名市の行政施策はいかに?