土曜授業に異論 × 失言続く国政
おはようございます。
<土曜授業>
21日(土)、市内一斉に「土曜授業」が行われた。
学校教育法施行規則の一部改正による。
県下統一の調整ができず、桑員地区では年3回実施。
地元の学校を訪問したが、過去には全国的に「父親参観⇒両親学級⇒ふれあい学級⇒学校開放」といった感じで、「父の日」を中心に行われていた授業参観が行われていた。
ゆとり教育他、様々な教育改革が行われたが、現場は混乱している。
授業時間数を確保する必要性は理解する。
実質・法的に可能であれば「冬休み2日間・春休み1日間」短縮したほうが、授業時間を確保できる。
簡潔に考えれば、小6であれば「6時間×3日間」となる。
学校の土曜休日は、既に社会的にその枠組みで様々な地域・スポーツ・民間による活動等が行われている。
冬・春休み計3日間の短縮も社会的影響がないわけではないが、土曜授業より影響は著しく少ないと思われる。
国は、学校・現場の実態を十分に把握していない。
霞ヶ関の方が、自身が土曜日に地域ボランティア・活動等をされていればわかるはずだ。
<集団的自衛権>
20日(金)、一般質問最終日。
「集団的自衛権の行使容認について慎重審議を求める意見書」を全会一致で可決。
(原文)
安倍首相は、集団的自衛権の行使容認について閣議決定する方針で与党協議を進めている。
近年の北朝鮮の動きや尖閣諸島周辺での東シナ海における領海侵犯など、日本を巡る環境が急速に変化する中、安全保障のあり方の議論の必要性は理解している。
しかし、性急な憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認は、先の大戦を経て現在の憲法のもとに歩んだ日本の平和主義や、国民生活へ大きな影響を及ぼすものであり、関係者との十分な意見交換や、全国で公聴会を開催するなどの方法で、最終的には真摯な国民的議論の上での理解を得て結論を出すべきであると考える。
よって、国及び政府が進めている集団的自衛権の行使容認の問題の検討にあたっては、慎重に進められることを強く求める。
桑名市議会
平成26年6月20日
衆議院議長・参議院議長・内閣総理大臣・法務大臣・外務大臣様
全会一致を目指し文面に関して前日まで調整がされていた。
29名の市議がいれば29色の考え方がある。
全面反対・慎重審議の上であればOK・憲法改正すべき・・・他。
提出代表となった市議に対し「文面が少し曖昧」旨の質疑も出されたが、「全会一致を目指した想い」とした苦渋の選択がにじんだ答弁がされた。
賛成討論では、国で議論されているそのものに対し異論を呈す想いがにじんだ内容だった。
これを市議会内で協議している最中に、国では「国連の容認する集団的安保」に踏み込んだ議論がされており、与党を構成する他1党からも拙速すぎるとした意見が出ている。
国の行く末を決める内容。
必要性は理解するが、そのやり方はあまりにもひどい。
<政府、失言オンパレード>
石原環境相の「福島は金目当て」の失言に続き、麻生元総理(現副総理・財務省)がやってしまった。
栃木県連自民党の会合で、イジメ問題に関して「勉強できず(教育水準が低い)・ケンカ弱い(軍事力が弱い)・金持ち(経済力が高い)。これが一番やられる。(やっかみ)」
国に例えれば( )書きになる。
いじめ防止対策推進法が昨年9月に成立している。
あまりにもひどい発言。
公式の場での発言、一度公的に文字とされたものは、容易に消すことはできない。
市政でも同じ。
本日(23日)は、福祉安全委員会。
国の目指す「税・社会保障マイナンバー制度」の議案他が審議される。
是々非々、粛々と。