ならぬことはならぬものです
おはようございます。
11/18(水)~20(金)まで、全国市議会議長会の研修に参加。
会場は福島県民文化センター。
参加者1930名。
4年半前の東日本大震災の被災地でもある。
初日午後から翌日午前まで、被災地議長・パネラーらから震災復興・地方創生に関するパネルディスカッション他。
被災現場の議長から、冒頭に全国・世界からの支援に対する謝意。
一方、国は5年間を「復興集中期間」として残すところ半年を切ったが、何ら事業が進まない現状や、南相馬市にあっては除染作業が進まず人が戻らない現状他の報告。
パネラーから最近の国政では「復興」の言葉は消えつつあり「1億総活躍社会」「人口減少社会への対応、人口ビジョン」へ転換。言葉を変え、国民の目先を変えようとしている。
地方施創生に関しても過去の施策(ふるさと創生1億円他)では、うまくいった自治体もあれば、そうでない自治体もある。
全国自治体に求めた人口ビジョンも各自治体の数値を「+」すれば、国の計画の数値とどうなるのか他の疑問が呈された。
研修会後、2日間で7施設ほどで視察研修に参加。
会津藩藩校の日新館。
ここは地元ガス会社が、会津藩の歴史他を次世代へ継承するため、S62年に約34億円を投じ、残された図面から忠実に復元され、大河ドラマ「八重の桜」で注目された土地・場所でもある。
「什(じゅう)の掟」(藩校の教え)
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです。
封建社会の時代を感じさせること言葉もあるが、「ならぬことはならぬものです」は、現代社会に通じるものがある。
案内者の言葉にも驚いた。
「桑名から来ました」の言葉に間を置かず「古くから会津とはご縁があり、今でも会津祭の際には参加をいただき感謝しております。」
歴史に関する施設であり一定の知識はご存じだろうが、幕末の戦いの同志としての認識が未だ根底にある印象を受けた。
他施設では「4年半で観光客は戻ったのか?」の問いかけに「半分は戻ったが道半ば」の言葉が多くを占めた。
本日11/21(土)、残された作業他。
これも道半ば。
何とか年内に。