伊勢湾台風から60年、記録の継承、新たな目標
おはようございます。
本日9月26日、伊勢湾台風から60年。
長島では383名、桑名全体で約600名の犠牲者。
追悼も兼ね数日前に関係者で清掃はされてはいるが、長島平和公園の383名の犠牲者の名前が刻まれ犠牲者の追悼・災害のないまちを願う碑を諏訪市議と1時間清掃。
本日8時から追悼式も行われる。
振り返れば60年前の9月26日は、土曜日で多くの小学校で翌日の運動会の準備が午前中行われていた。
昨年亡くなった母の話では午前中は晴れで日差しも強く、午後から生あたたかい台風特有の風が吹き始め、夜8時半頃堤防が決壊し腰まで水に浸かり、伊曽島小学校へ避難。
水位が上昇し職員室の机を積み上げ天井をやぶり屋根裏の梁につかまり朝まで。
屋根裏の電線を引きちぎり体を固定、暗闇の中で作業、早朝明るくなりはじめ父.母、姉二人のほかに15名ほどの方が学校職員室の屋根裏で一晩過ごしたそうだ。(私は翌年3月生まれ)
父が大工であったことが幸いし臨機応変に対応できたことが大きかったと聞いた。
先週末、名古屋市教委から思わぬ連絡。
ブログに台風後、ピアノの音色で子ども達の心を癒そうと、アメリカの女優、シャーリー・マクレーン女らの俳優・舞台関係者がチャリティコンサトーで寄付をつのり東海地方に47台のピアノが贈られてきた。
5年前に47台を追跡調査し11台現存。
3年前にさらに川越中の生徒からの連絡により1台発見し12台。
もう少し突っ込んだ調査を考えていたが、組織の大きい行政機関への対応は、個人として調査するには限界もあり、一旦調査中断状態。
名古屋市教委から愛のピアノに関し詳しく知りたい旨の連絡を受け資料提供、調査協力の言葉もいただいた。
名古屋では現存する1台を私立保育所が借り受けて使用している。
年内、現存する12台の各学校を訪問し再度追加調査を始める目標ができた。
台風災害の記憶・記録の継承が台風犠牲者への追悼になれば。